RANKING
にほんブログ村 歴史ブログへ
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
    No Responses.

2006年11月28日

縄文人と同化

r%E5%A6%8A%E5%A9%A6%E3%81%AE%E5%9C%9F%E5%81%B6.gif
縄文時代の集団形態や婚姻制度を調べると,必ず和島家族論,水野家族論にヒットする。
①和島家族論では、集団婚 ⇒ 対偶婚 ⇒ 家父長制大家族 ⇒小家族 縄文時代における家族の発展の図式を提言しています。
②さらに有名な水野家族論。彼は、集落―大群―小群という重層的な群構成と部族―家族―小家族というレベルの異なる社会集団とを重ね合わせ、与助尾根における祭式を集落そのものに基盤を置く「広場祭式」、集落~大群間に基盤を置く「葬送祭式」、大群~小群間に基盤を置く「石柱・石棒・土偶祭式」の三類に分類し、集落構造と宗教構造とを一体的に説明し様とした。

にほんブログ村 歴史ブログへ


しかし、読み物としては面白いが,事実から乖離した,観念論であるらしい。佐々木藤雄氏は,以下様に痛烈に批判をしている。
『水野の“二棟一家族論”、・・・・・中略・・・・・・“三家族(二棟一家族)三祭式(石柱・石棒・土偶)分掌論”の破産はあまりにも明白であり、・・・・・・・・与助尾根集落分析作業を聖域化しようとする研究者の“想念”の中でのみ・・・・・。様々な分析を加えてきた与助尾根集落は、人為的に改竄された畸形的な集落であり、・・・・・不完全な集落を対象とした、不完全なデータにもとづく、不完全な分析作業は、その根本から速やかに修正されるべきで・・・・・・・・それでもなお具体的な論拠を示さないまま、水野論を一方的に正当化する声が日本考古学の中にあるとすれば、それはもはや科学ではなく、宗教である。「水野集落論と弥生時代集落論(下)
つまり,縄文人の具体的な家族構成は、現状の遺跡や出土品からだけでは、推定不能であるのが実態であり、「良く分からない」といえる。
動物やサル,古代史などを考察し,限られた遺跡や出土品を元に、縄文人に同化してみる方が良いよう
である。
縄文人は、「私」という個人概念など無く、本源的に「みんな」(=集団)に同化していたのだから。

>   List   

trackbacks

trackbackURL:

comments

「日本婚姻史」貴重な文献ですね!
私もブログhttp://www.katei-x.net/blog/で家族の形などについての追究をしていますが、日本の性にまつわる事実に根ざした情報ってネット上を探索しても殆ど出てこないので、この様な紹介はとても役に立ちます。
田舎育ちのオヤジなどに話を聞くと、家系図がややこしくて書けない位、いろ~んな繋がりが地元では当り前だったようです。
「交合」って言葉、なんかいいですね。

かわいさん、コメントありがとうございます♪
この本は絶版になっているらしく、図書館から借りてきて読んでます。個人主義が浸透していない時代に書かれたものとして、すっごく貴重だと思います。今後も中身を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします~☆

  • まりも
  • 2006年12月9日 20:00

「霊の結合に重きを置かなかった古代にあっては…」のところがどうも気になります。
筆者は何故そう考えたのだろうか?
分け隔てのない「肉の結合」はみだらで“動物”的なので、「霊の結合」がなかった、と考えたんだろうか?
しかし少し考えれば分かると思うが、分け隔てなく「肉の結合」ができるということは、好き嫌いや警戒心(つまり自我)を溶解させ、心を開かなければできないわけで、これこそ霊の結合だと思うが…。
筆者自身、霊の結合=“高貴な”恋愛感情とする西欧かぶれの知識人かも…。
もしそうでない理由が述べられていたら、教えてください。
ちょっと辛口の感想でした。

  • 大峰
  • 2006年12月12日 01:49

大峰さん、コメントありがとうございます♪
私も、その「肉の結合」と「霊の結合」は、引っかかってるんです。ただ、基本的に昔の文献や口承を丁寧に紐解くのが著者のスタイルであることや、共婚を否定する学者たちと一定争う姿勢を見せているところなど、今のところ、ゴリゴリの知識人ではない感じがしています。
これからも読みすすめて、もっと追求したいと思いますので、お楽しみにお待ち下さい☆

  • まりも
  • 2006年12月13日 00:58

そうですね。深読みだったかも。
改めて紹介文を拝見しましたが労作ですね。↓
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=132490
是非シリーズ化してください。期待してま~す。

  • 大峰
  • 2006年12月13日 01:22

hermes bag hac 共同体社会と人類婚姻史 | 『トツグ、マク、クナグ』から見えてくるもの

共同体社会と人類婚姻史 | 『トツグ、マク、クナグ』から見えてくるもの

comment form
comment form
*