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2009年12月31日

実現論とは?~『みんなの統合理論』の構築~

人類がどのように誕生し、どのような外圧にどう適応し、どんな集団・社会を築いてきたか?また、その時の 性(婚姻)』とはどの様なものだったか?
ここ数年急速に進んでいる「性の衰弱」をはじめとする諸問題は、婚姻史の分析から更に一歩踏み込む事が必要です。つまり人類にとっての「性の本質」を探る追求が不可欠となっているといえます。
ここは当ブログ「知られざる人類婚姻史と共同体社会」に期待されているところでもあり、実際にもその追求は盛んに行われています。
ではその追究の基礎となっているのは何か?ですが、
それは、人類の起源にまで遡り、その原因をとことん分析、追求を重ねる事によって実現した「実現論」です。
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「実現論」とは?
より実践的・現実的な必要性から作られ、その特徴を3つにまとめると以下の事がいえます。
😀 時代の変化によって、常に改良され進化する。
😀 原因分析からはじまり、答えが出るまで原基構造を解明する。
😀 現実を生きる大衆が参加することで、より事実に肉薄できる。というものです。
では、「実現論」はどの様な積み重ねがされ、今に至っているのかを少し紹介したいと思います。
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「実現論の形成過程 」(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=236&pgh=0

 実現論は、共同体・類の成員がその時々の経営問題や時事問題を分析する中から、しだいに史観的な形に整えられて、出来てきたものです。例えば、70年代なら「共同体の欠陥(ex.共同体の成員はなぜ自我が肥大するのか)」、80年代なら「全社会的な仕事活力の低下」「何故アッシー君ミツグ君の様な男の軟弱化が進行してきたのか」、90年代ならば「何故セックスレスが蔓延してきたのか」といった実践的・現実的な問題から出発し、その原因分析を4~5人のグループ会議や、100人余りの劇場会議を重ねて行ってきました。

どの問題も当初は新聞記事の様なものから始まりますが、途中で必要に応じて「市場の変遷」や「婚姻の歴史」「未開部族の勉強」「サル社会」等、テーマに応じて何人かが役割分担してまとめ、それを基に更に議論を重ねてゆくという場合もありますし、私(勢至)の方からそれまでの議論のまとめや、新しい切り口を提起したレジュメを提示し、それを基に分析を進めてゆく場合もあります。

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 この様に常に会議を媒介にしてテーマを決め、分析を深めてきたので、誰がどの部分を担当したかというのはハッキリしていません。もちろん「婚姻史」「未開部族」etc.その時々の担当者は居ますが、それは市販の書物をまとめただけのもので、彼らが作り出したものではありません。ただ新しい構造の捉え方については、勢至のレジュメに負うところが大きいと言えるかも知れません。この様な全員参加の会議(勉強会)にも拘わらず皆の興味・関心が深まっていったのは、その時々の時事問題や経営上の実践的問題から出発しながら、底に達するまで徹底して原因を分析し人類の原基構造を解明するという、流れの繰り返しでやってきたからではないかと思われます。

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いったい、人類はどこで道を誤ったのか? それを突きとめる為には、人類の始源(必要ならサル時代や哺乳類)にまで遡って、個体や集団や社会の存在(or 成立)構造を解明する必要がある。上記の様に個別の問題から出発して様々な原因分析を重ねてきましたが、それらが全体としてかろうじて繋がって(ある程度構造化されて)書かれたのが、実現論(’98年版)です。途中のまとめをした人は、このトピに参加している中にも2~3人いますが、実現論初稿は勢至の手で書かれたものです。この初稿は果たして世に出せるレベルかどうかさえ怪しいものですが、この初稿あるいは今から書き直す第2稿(’02年版)を叩き台として、『みんなの統合理論』の構築に賛同された協働者の方々の投稿をもって、今から本格的な改良・進化が始まっていくと考えています。

(引用終わり)
図解

ここで性を巡る問題を捉える上で、重要な認識となってくる一文を紹介しておきます。「実現論:序文 ハ.『人類はどこで道を誤ったのか?』」

人類の原基構造を解明できれば、その構造のどこが不変部分でどこが可変部分かを知ることが出来る。そして現代社会の諸問題(諸欠陥)と突き合わせれば、どこが変えてはならない部分でどこが変えるべき部分かを突きとめる事が出来る。つまり、その構造体のどこをどう変えれば良いかの答えを導き出す事が出来る。とりわけ、当面する市場の背後に潜む性市場や性闘争は、理論的には全く未明の領域である。古代から現代に至るまで、思想家は誰一人(社会構造上の最基底の対象として)「性」や「女」を、まともな追求対象にしてこなかった。それは彼らが、男支配の社会に何も疑問も感じていなかったことを証明している。従って性や女については、殆ど何も理論化されていない。それ故に、その解明は困難を極めることになるし、解明してゆけばゆくほどその認識は余りにも新し過ぎて現代の価値観とは決定的に対立するので、なかなか受け入れられないかも知れない。

繰り返しになりますが「実現論」とは、
①時代の変化によって、常に改良され進化する。
②原因分析からはじまり、答えが出るまで原基構造を解明する。
③現実を生きる大衆が参加することで、より事実に肉薄できる。
という3つの特徴を備えていると冒頭にも伝えました。
それを実践している場がHP「るいネット」「ネットサロン」「なんでや劇場」です。
当然当ブログ「知られざる人類婚姻史と共同体社会」もHP「るいネット」と連携し、追求を重ねています。
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今年も、社会の変化には目が離せない一年となりました。
新しい男女関係・新たな集団構築の可能性を追求する為にも、より実践的で現実的な社会が実現できる様に追求を重ねていきたいと思います。
今年一年、応援して頂いた皆様、追求に参加して下さった皆様。どうも有り難うございました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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