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2021年10月01日

授乳期間の延長で知能が発達

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(写真はこちらからお借りしました)

オランウータンは歯や骨格、右左脳の非対称など、形態的にはチンパンジーよりヒトに近い。子どもの骨格は人間とそっくりです。学術的にはヒトはチンパンジーから進化したと言われていますが、未確立な遺伝子学に基づく部分が大きく、アフリカ起源にこだわらなければ、東南アジアのオランウータンが人類になったと考えた方が自然です。人類の婚姻様式、その根幹である雌雄関係について、オランウータンに注目することで、今後の参考になる原理が見えてくるかもしれません。

まずは、人類につながりそうなポイントである授乳期間の延長について、オランウータンがなぜそうしたのか。そこでの雌雄の戦略、関係性がどう関係しているのかを考えていきましょう。

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2021年09月29日

オランウータンの授乳期間が長いのはなぜか?

原猿時代に共認機能を獲得した人類の祖先は、新テナガザル→オラウータン→(足が先祖返り)→ジャワ原人へと系統分岐していったと考えられています。

なかでもオランウータンの授乳期間は霊長類のなかで最長です。なぜなのでしょうか?また昼行性の霊長類の中で、群れを作らず単独で生活するのはオランウータンだけなのです。何か関連があるのでしょうか。

オランウータン

(写真はこちらからお借りしました)

800万年前のアジア熱帯雨林ではオナガザルが樹上を制覇していました。新テナガザルは、細い枝先の果実を採るために軽量化して枝にぶら下がる形に進化し、オナガザルが住めない高い木の樹冠(地上近くから樹幹はオナガザルの縄張り)を生息域としていました。系統分岐によると、この新テナガザルが大型化しオランウータンへと進化していったと考えられています。どうすればこれほどまでに大型化するのでしょうか?

ちなみに、樹冠は写真のように実が成ると思いきやボルネオの森では数年に一度しか果実がならないそうです。一方でオランウータンは生涯のほとんどを20~30mの高い樹上で暮らすため外敵の脅威はほとんどない。このあたりの特殊な環境も影響していそうです。

テナガザル

(写真はこちらからお借りしました)

 

まずは類人猿の生態から探っていきたいと思います。

比較表を作成して特徴を抽出してみました。ぜひご覧ください。

類人猿比較

(参考:オラウータンの不思議社会(鈴木晃著)

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2021年09月24日

同類闘争下で庇護してもらうために、生殖機能を進化させた原猿メスたち

哺乳類の知能発達集団構造を踏まえ、今日はいよいよ、本能ではありえない状態に陥った原猿のメスが、どのような意識に陥りどう進化したのかを追求してみたいと思います!

ネズミキツネザル(ネズミキツネザル:写真はこちらからお借りしました)

 

■「同類闘争が最大の外圧」になるとどうなる?

まずは改めて、原猿のメスの置かれた状況に同化してみましょう。

 

樹上機能を獲得したがゆえに、他の生物にはない「同類闘争が第一の外圧」になってしまった原猿たち。

この「同類が最大の敵」という本能ではありえない状態に置かれて、誰よりも窮地に立たされたのは、何といってもメスたちでした。

なぜなら、性闘争を強化した哺乳類にとって、オスとメスの体格や闘争力の差は大きく、どんなに頑張っても埋められるものではありません。ボス猿どころか、弱オス猿にさえ勝てないからです。

 

そしてそんな飢えたオス猿たちが、隙あらば食べ物をかすめとっていくのです。

生殖期以外に庇護意識のないオスたちは、メスに遠慮してくれるわけではありません。

オスには絶対にかなわないメスたちにとって、絶体絶命のピンチ!

生き残りをかけ、あなたがメスなら、どうしますか!?

 

ここからは、世界の誰も解明できていない仮説です。

みなさんもメスになりきって一緒に追求してみてくださいicon_biggrin.gif

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2021年09月23日

哺乳類の集団構造とは?

原猿のその進化を追求していく前に、哺乳類の集団構造についておさえておきたいと思います。

哺乳類をの集団構造を見ていく上での重要ポイント

哺乳類というと、ゾウやライオンのような動物園で見ることができるような動物を思い浮かべると思います。しかし、哺乳類の種類のうち2/3~3/4はげっ歯類(例えばネズミ、リス)であると言われています。そして哺乳類の原点は土の中に住む原モグラです。したがって、哺乳類の集団構造を考えるときには、まずこのモグラやげっ歯類をイメージしながら、集団構造の進化を見ていくことが、ひとつ重要なポイントになります。

それから、哺乳類においては、繁殖期以外は多くの種が、オスはメスに近づけません。したがって集団構造を捉えるには、繁殖期を中心に見ていくことになりますが、一方で繁殖期以外はそれぞれ別に生きているということも念頭に入れておく必要があります。

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モグラ(画像はこちらからお借りしました。)

最初の哺乳類=原モグラはオスメスとも単体だった

原モグラは、はじめ、オスメスとも単独で縄張りを持っています。(繁殖期になるとオスは行動圏が広がり、メスの3倍の縄張りを持ちます。)原モグラはなぜ単独の縄張りを持ったのでしょうか。それは、原モグラが、土の中に隠れ住んでいたため外敵が少なく、また胎生となったことで、子どもが受ける淘汰圧力が小さくなったことに起因します。淘汰圧力が小さくなると生物としての適応力が下がるため、代わりに同類の個間闘争を激化させ、適応力をあげていく必要がでてきます。そこで性闘争本能を強化し、同類の縄張り闘争を激化させ適応力を高めていったのが、現哺乳類の祖先である原モグラなのです。

哺乳類の集団の共通構造は?

その後、哺乳類の集団形態は、母子集団がくっつき、共同して巣を防衛したり、血縁関係のある複数のメスが一体になり集団を形成したりするなど、母系集団(メスとその子による集団で、成体となったオスは放逐される集団)を形成していきます。

哺乳類の集団構造

繁殖期は、数匹のオスがこの母系集団に引き寄せられ、そこでの性闘争の勝者がメスの母系集団を包摂する形でなわばりをつくり、敗者のオスはその縄張りを追い出され周辺に散らばることになります。すると、必然的に、敗けオスも含めてメスの縄張りの外側をオスがうろつく形になり、オスが外敵と遭遇して追い払ったり犠牲になったりすることで、結果的に、母系集団を守ることになります。(男が女や子どもを守るような庇護意識はまだないと思われます。)

上記のように、哺乳類の集団の共通構造として、メスが母系集団を形成し、集団を安定させる存在となり、オスは強オスであろうと、弱オスであろうと、外圧にさらされることで、変異可能性を広げていくという共通構造がありそうです。

何故集団になった?何故集団化できた?

集団となった理由は、弱者である哺乳類にとって、敵を察知できるかどうかが生き残る鍵だからです。それでは、性闘争を強化した結果、集団でいることが難しくなった哺乳類が、再び集団の必要性が生じたとき、どうやって集団を作ることができたのか。そのカギは、メスの親和機能の強化にあります。哺乳類のメスは、胎内保育と授乳を通じて、強力な性闘争本能を上回るだけの親和機能を発達させました。そして、その親和力によって、メス同士の関係を融和させ集団を形成していったのです。

つまり、メスの親和力があってはじめて、哺乳類は集団を成り立たせることが出来るということ。これは、現代人も忘れてはならない視点です。

一方、その分、おそらくオスが性闘争をさらに強化したのではないでしょうか。この段階で、メスは親和、オスは闘争という役割分担がさらに強化されたと思われます。

 

以上、哺乳類の集団構造が明らかになってきたので、次回はここから原猿について、深めていきたいと思います。

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2021年09月16日

哺乳類の群れは、他の生物よりの群れよりも何故高度に進化したのか?

 

トガリネズミ

(トガリネズミ 写真はこちらからお借りしました)

初期の哺乳類は、土中や落葉の下に隠れ住んでいた原モグラ。現存生物ではトガリネズミが近い種です。この原モグラが木に登り、新たな樹上世界を手に入れたのが原猿です。私たちの遠い祖先である原猿の集団構造や関係世界を解き明かすことは、人類のあるべき集団の在り方を見つけるうえで、とても大切です。

前回の記事に引き続き、今回は原猿の進化を記事にする予定でしたが、その進化を明らかにするためにも、その土台となる哺乳類の集団構造を先に扱います。

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2021年09月14日

原猿時代の同類闘争における不全感は、弱メスの方が大きかった?

前回の記事で扱ったように、雌の生殖期間においては雄の縄張り内で守られていた原モグラの雌雄関係も、生殖期間以外では雌の発情物質が低下し、雌雄も縄張り争い(エサの奪い合い)をしていたのでは?という仮説が出てきた。

 

この雌雄関係は、樹上逃避機能を獲得し、生息域を樹上に移した原猿も同様だったと想定できる。
外敵が殆どおらず、果実や昆虫、木の葉、樹脂などのエサが豊富な樹上世界で、原猿たちはたちまち森林を埋め尽くすまで繁殖していく。
同類の原猿同士がひしめき合い、縄張り空間を侵犯し合う状態が登場し、弱者たちはどうしたか。

これまで議論されてきた仮説では、首雄に追い出された弱オスたちが各縄張りの境界線上にたむろし、絶えざる縄張り侵犯による過剰な緊張や怯えや飢えの苦痛など、全ゆる不全感に恒常的に苦しめられることになる、とある。
(実現論前史 サル時代の同類闘争と共認機能http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=4

しかし、縄張り闘争を第一義課題とする闘争集団を形成する前の原猿においては、メスたちも弱オス同様(体格がオスよりも劣る分、より一層)、雄の縄張り下で守られる生殖期間の以外はエサの確保に苦労し、かつ外敵不在で死なずにいる恒常的な不全感は高かったのではないか。とすると、同類闘争発の恒常的な不全は、まずメスから登場したのではないかと考えられる。

 

では、カタワの弱メスたちはどのようにしてこの不全感を突破したのか?
雌の適応戦略を紐解く上で、まずは原猿の生殖期間に注目してみたい。

原猿類の生殖期間

原猿類の生殖期間(クリックで拡大)

 

原モグラ(カルポレステスなど)の繁殖性に関わる情報は見つかっていないが、例えば土中に隠れ棲んでいた環境や体型が近いヨーロッパモグラでの研究例によると、年に一度発情期が訪れ、土中に育児室を作って5~6週間の妊娠期間がある。一度の出産数は2~6頭程度で、親離れまでの期間は約40日程度という。
それに対して、上表にあるように、原猿類の場合は雌の授乳期間・子育て期間は長期化しており、例えば比較的子育て期間が短めなスローロリスでも、授乳期間6か月、性成熟期間が9~10か月程度。
インドリ(キツネザル)にもなると、授乳期間6か月は変わらないものの、メスの性成熟は7~9年かかる(親離れは2~3年程)。

この生殖期間の変化が、どう弱メスたちの不全感の捨揚に関係しているのか、次回の記事ではそこに焦点を当てたい。

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2021年09月10日

初期哺乳類の雌雄、生殖期間以外は敵

現在の家庭は、離婚や非婚者の増大、虐待やDV、子供たちの活力の低下など、うまくいっていない現象が増えています。どうしたらいいのでしょうか。答えを見出すには、その核をなしている男女の関係、婚姻のあり方を考えていく必要があります。

人類の男女関係の本質を解明するためには、少なくとも初期哺乳類(原モグラ)の雌雄関係にさかのぼる必要があります。なぜなら、胎内保育という機能の獲得により雌雄関係が劇的に変化したからです。

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  初期哺乳類エオマイア(絵はこちらからお借りしました。(©️ N. Tamura))

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2021年09月07日

婚姻史を追求する基本スタンス

前回の「婚姻史を追求する理由」にもあるように、社会は全面閉塞に陥り人類滅亡の危機を皆が感じてきています。もはや自分だけの課題ではなく、みんなに共通の普遍的な課題です。また、表現することで飯を喰っている学者のように古い価値観や常識にとらわれる必要もないですし、学会で発表するような個別事象の解明が目的ではありません。

婚姻史を追求する目的は、人類の滅亡構造を抜け出し、これからの男女関係、婚姻形態を見出すことです。解明すべきは外圧に対する生殖と生産の適応戦略であり、その関係構造。ここに照準を絞っていきたいと思います。サルや部族の個別性に着目しても、そこから現代の新たな男女関係や婚姻のあり方の探索にはつながりません。

そこで、婚姻史を追求するにあたり以下の基本スタンスで取り組みたいと考えています。類グループにおける婚姻史の追求は約30年前に遡りますが、過去の議事録要約から引用して紹介します。

婚姻史

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2021年09月02日

婚姻史を追求する理由とは

 

縄文の婚姻

このブログでは、これまで日本や世界の歴史を遡り、村落共同体を初め様々な部族の集団・婚姻形態や、男女の性関係などを追求してきました。

何故このような追求をしてきたか。

その動機は、このままでは人類が滅亡してしまうのではないか、という危機感が根本にあります。

 

現代社会は様々な問題を抱えていますが、精神破壊、肉体破壊、環境破壊と大きく括ることができます。これら諸問題は、直接的には家庭環境や学校教育、企業活動、市場経済などに起因しており、夫々がこれまで様々な政策や取組みを行っています。が一向に解決しない、むしろ破壊は進行中という現実を見ると、根本的には家族や学校、企業、市場の存在構造そのものの問題として捉える必要があるのではないかという思いがあります。

 

現在の家族、学校、企業、市場などあらゆる集団の存在を規定しているものは何か。それは婚姻制度であり、さらにその制度を規定しているのは男女の性関係です。そしてその婚姻や性関係をさらに規定しているのは、外圧に対する生殖(子育て)と闘争(生産)の適応戦略です。

 

この次元で、現代の様々な問題の根本的な突破口はどこにあるのかを見つける。それがこのブログで追求している理由です。

 

人類の婚姻史を追求し、男女の性関係や、生殖と生産の適応戦略の実現構造を掴む。それを現代固有の時代状況に重ねて、新たな男女の関係、子育てや生産の在り方、婚姻の在り方を模索し、現代の諸問題を突破する大きな道筋を見つけていく。そんなことを考えています。

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2021年08月26日

これからの集団の可能性~動物から学ぶ母系社会の共通構造~

前回の記事にて、母系社会は、大昔の人類にとって当たり前であったとお伝えしました。
が、実は自然の摂理を遡ってみると、動物の世界自体が【メスを中心に構成されている】という事実が見えてきます。

静岡市立日本平動物園のニュースペーパー”でっきぶらし”より」
より
メスとオスの差異がある生物ならば、まず例外なく、判りやすくいえば群れをつくる性質をもつ生き物は皆、ゾウもキリンもライオンもハチやアリも女系です。つまり生物とは群れをつくっているものならば女系で、もっとかみ砕いて人間的に表現すれば、事実上群れとはメス達のもので、オスのものではない、といえます。これは、群れをつくる習性をもつ種類の生物だけではなく、普段は単独で行動する生物も同じで、繁殖行動を主にして観れば、オスには繁殖相手を選択する自由?はあっても決定権はなく、メスには繁殖相手となるオスに対して選択権も決定権もあり(つまりメスがオスを選んで繁殖相手を決定しているのです)、だからこそ、色々な種類の生物のオス達は、それこそ必死になって求愛行動と呼ばれるアピール行動をします。アピールをして成功し、メスに選んで貰わなければ、自分の遺伝子が残せないから…繁殖に関する最終決定権が、オスには無くメスの方にあるから…。

また、哺乳類における母系家族のリーダーは、「おばあちゃん」であるという点も発見しました。

認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金 ゾウの生態より」
ゾウは群れで暮らす高度に社会的な動物で、寿命は60歳以上です。母系の群れで、メスとその子が単位ですが、おばあさん、出産を終えた娘たち、孫たちという構成がよくみられます。母親、おばあさん、叔母さんはもちろん、5歳以上のメスゾウは皆で子ゾウの面倒を見ます。群のリーダーはおばあさんです。孫たちに危険があるとそのリーダーシップのもと子ゾウは群れで囲み込み、みんなで子ゾウを守ります。オスたちは12~15歳くらいの時期に群れから独立し、同じ年頃のオスゾウどうしで群れることが多いですが、やがて単独で暮らします。

 

平和な母系社会を営むイルカたち その1 より」

多くの海洋生物学者や動物行動学者は、その柔軟な世界の背景に、母系性の社会構造が大きな位置を占めていると考えています。

世界中で研究されているイルカのほとんどは、例外なくアルファーメスのリーダーを持ちます。
すなわち、おばあちゃんイルカです。
ポッド(群れ)で生まれる子供たちはみんな、祖母・母親を中心にお母さんの兄弟すなわち、おばさんやおじさん、いとこたちに囲まれ、大事に育てられます。

大人になっても家族を離れることなく、後から生まれてくる兄弟やいとこのめんどうを見ながら、自分が大人になるための勉強をしていきます。
雄だけでグループを組んだり、ポッドから少し離れて生活する例もありますが、まったく母親やポットから離れることはほとんどなく、しっかり家族を守る役割を持っています。

なかには、暴れん坊イルカもいますが、あくまでも実権がおばあちゃんに握られているため、家族内の平和はしっかり保たれているようです。
しつけはなかなか厳しいながらも、深い母性愛が感じられます。
おばあちゃんの死んだ後は、普通その長女が後を引き継ぎ、かしらとなります。

***

調べていくと他の動物でも同じような特徴が見えてくると思います。
これらの自然の摂理から見えてくる、母系社会の共通構造とは…
★種の存続の中心となる、繁殖行動を安定的に継続するためには、メスが群れて協力しあうこと。
※ちなみに、繁殖行動とは子孫をつくるための行動すべてを指す。具体的には、異性を求め、交尾し、必要に応じて巣を営み、産卵、育児を行うこと。(交尾だけではないんです!)
★メスの群れにおける長は、おばあちゃん。おばあちゃんのもとで、兄弟やいとこの面倒を見ながら大人になる準備をする。
(一般的なサルの場合は、自分が生まれた群れから生涯離れない。血縁の近しいメスたちが常に一体となって動いている。)
★メスの群れの主な課題は、繁殖や子育てなどの安定的な集団づくりなので、争いが少ない。
(逆にいうと、群れに所属しないオスたちは単独で行動しながら、自然外圧や他のオスとの闘いに勝ち、生き延びたオスだけが群れにいるメスと出会うことができる。種の中でも強いものの遺伝子が受け継がれるシステムとなっているんですね!)

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