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2007年02月02日

ブータンの男女関係は、私達と違う?!

「国民総幸福量」で有名なブータンの婚姻制は,とても示唆に富んでいると思いました。 🙄
Cf)ジグメ・センゲ・ワンチュック国王が主張する、ブータンの国是とも言える概念が「国にとって大切なのはGNP(Gross National Product:国民総生産量)ではなく、GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)である」という宣言。
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写真は「熟年ー旅の達人」より

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2007年02月01日

ブータンでは「結婚」という意識が薄い?

前回、チベットの父系制特殊婚姻形態の紹介がありましたが、チベット自治区より南側の隣国である「ブータン」も多様な婚姻様式を持つ国の様です。
その婚姻様式は母系制「一夫多妻」と「一妻多夫」であり、チベットの婚姻様式に近いパターンもある事が分かります。
😀 😀
これから紹介するのは、青年海外協力隊としてプータンで生活をされた方が、色んな項目毎にその様子を記録されたHPであり、その中の「結婚など」という項目に絞って紹介します。「ブータンの生活紹介」
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宜しくどうぞ・・・

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2007年01月31日

一妻多夫の目的とは?

チベットの婚姻形態として、世界でも珍しい一妻多夫になった理由を考えてみました。
もともと子孫=子を多く残したいのなら、子を産む女性の数が多いほうがよいという考えもありうる。が、はたしてそうなのでしょうか。
以下は「ヒルカワの断片的論考集:「人類学講義」チベット社会の婚姻体系を参照させてもらいました。
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2007年01月30日

チベットでは夜這いも・・・

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一妻多夫婚って興味が惹かれますね~
チベットの一妻多夫婚 ―父系制の特殊形態― (1月7日)by岡
チベットの子供の性教育と縁談のまとまり方  (1月14日)by岡
の投稿に加え
チベットの一妻多夫制について以下サイトが分かりやすかったので紹介します。
(一部ポイントを抜粋で紹介しますので詳しくは以下のサイトの訪れてみてください)
旅チャイナ 中国旅行専門サイト
●一妻多夫は自然な制度
チベットで言う一妻多夫というのは、何人かの兄弟が一人の妻を共有することをいう。かつては、特別なことではなくごく当たり前の婚姻の形であった。なぜ、こういう風習になったかというと、戸数を増やさぬため、言葉を換えれば、分家を避けるためであるという。
続きを読む前に↓これぽちっと!

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2007年01月28日

アンダマン諸島人は頻繁に泣く

狩猟採集民アンダマン諸島人 の続き。
原始社会は共同体社会ですが、それを支える日常行事や儀式として『踊り』があることはよく知られていますね。しかし『泣く』という行為も頻繁に行われていることは、あまり知られていないように思います。
アンダマン諸島人は、結婚式や死亡・埋葬に関する儀式においても、親しい友人や親戚が久しぶりに会ってもおいおいと泣きます。彼らは感情を表す(=心を開いて親愛の情を表す)ために、頻繁に涙を流すのである。

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2007年01月27日

一夫一婦制って現在でも少数派だった!

 ランダムに選択した約100の民族の婚姻制度をまとめたという興味深いデータを見つけました。
polygamy_graph.jpg
(Frayser, 1986より作図)
明治大学情報コミュニケーション学部の蛭川 立助教授 のページより

多くの社会が一夫多妻婚を許容しており、正式な制度としての一夫多妻制を持たない社会でも、男性が妻以外の女性と性関係を持つことを許容する社会も含めると、厳密な一夫一妻制の社会は非常に少ない。ただし、一夫多妻制が許容されている社会でも、複数の妻を持つことができるのは一部の男性に限られることが多い。

 地域別の内訳などが分からないのが残念ですが、昔はともかく、現在は一夫一婦制が多数派だと思っていたのですが、実は少数派だったのですね。ちょっと驚きです。
このデータを見て、 意外だったと言う方はクリックをお願いします。

ところで、日本が入るとしたら、一番下の分類の「婚外性関係不可」なんでしょうか? by Tama

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2007年01月25日

狩猟採集民アンダマン諸島人の子供の家族間移籍

バンドは、人間社会のうちで最も単純な種類の社会統合の形式であり、いくつかの家族集団が集まってできた、成員数がせいぜい50~70人程度の小さな自立した地域集団である。旧石器時代以来の社会形式とされ、狩猟採集民の間に根強く残っている。
このような非常に原始的な形態を持つアンダマン諸島人を、婚姻・育児(特に子供の移籍という面白い習慣)を中心に紹介したいと思います。(エルマン・R・サーヴィス著『民族の世界』原書1958年より)

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2007年01月24日

『氏姓制度』に見る【姓;母系】⇒【氏;父系】への転換

『姓』という字は[女へん]なので、母系集団発の制度ではないか?と思って調べてみたら、案の定標題通りであることが判明しました。
日本史ではヤマト王権成立期(5~6世紀)に、支配階級が‘臣(おみ)’‘連(むらじ)’などの『姓(かばね)』と‘蘇我(そが)’‘物部(もののべ)’などの『氏(うじ)』を名乗り出しています。
しかし、この時点では既に、姓も氏も概ね父系継承のようで、母系時代の痕跡はあまり残っていません。
そこで、輸入元と思われる中国の『姓氏制度』を調べてみたところ、「中国的こころ」というサイトで以下の記事を見つけたので紹介します。

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2007年01月23日

『母系社会』の中の男達

 このブログでは母系社会を営む人々としてすっかり有名になった感のある「モソ族」ですが、母系集団の中の男達は自分達の立場をどう考えているのでしょうか。父系社会に馴染んだ我々の感覚からすると少々肩身の狭い思いをしているのでは?と考えがちですが、彼らの話を聞くと決してそんなことは無いようです。
↑モソ族のおじさん
中国雲南省納西(ナシ)族、摩梭(モソ)の母系社会を訪ねてによると…。

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2007年01月22日

モソ人(族)の婚姻形態について

以前にこのブログでも紹介されていますが、中国雲南省の女儿国、と呼ばれる人口約1万人のモソ人(族)の婚姻形態である「走婚」について、紹介したいと思います。中国雲南省納西(ナシ)族、摩梭(モソ)の母系社会を訪ねてより
インタビューをもとに、実際に「走婚」をしている人たちの実感が書かれており、モソ族の母系社会の一端を見ることができます。

1、走婚はどのように行われるのか。
Aさんは、友人の紹介で知り合った男性と何回か会っているうち、性格が合っているとわかって、22歳のとき、走婚を始めた。はじめは、阿都がこっそり自分の部屋に通ってきて、家族には秘密にしていた。妊娠5か月ぐらいになったとき、感づいた母に聞かれて話した。自分からは言おうと思わなかったが、聞かれたので、詳しく話した。母にすっかり話して以来、阿都は母屋に来るようになった。最初に母屋に来たとき、お土産をたくさん持ってきて、先祖を祭る祭壇(写真3)に供えた。こちらもご馳走してもてなした。

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