RANKING
にほんブログ村 歴史ブログへ
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK

2022年07月08日

脳の発達が先? 道具の発達が先?

画像はこちらからお借りしました。

前回の記事:人類の脳の進化は何故起きたか 2

前回の記事では、脳は本能・共認と、万物との一体回路とを統合するために進化していったという仮説を記事にしました。ただしこの仮説は一般的ではありません。

教科書的に言えば、「人類は複雑な道具をつくることで手先が器用になり脳の発達を促した」とあります。だから、時代も石器の発達で区分して、旧石器時代、新石器時代・・としていますね。これは本当なのでしょうか?

 

道具が発達することで、脳が発達したのか?

脳が発達することで、道具が発達できたのか?

はたまた、どちらも言えるのでしょうか?

 

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年07月06日

人類の脳進化から見えてくる、仕事に必要な思考方法とは

前回は、人類が知能進化したのは何故かを記事にしました。

人類の脳の進化は何故起きたか 2

 

本能(五感)や共認(相手の欠乏・期待を捉える力)に映る具体対象と、万物との一体回路で捉えた波動(エネルギー)とを統合する必要性が、人類固有の脳の発達を促したのではないか、という仮説です。それが人類固有の観念(ex文様や言葉など)として表出されていったのではないかと。

 

このように書くと難しく聞こえるかもしれませんので、今回の記事では、私たちの身近な仕事場面に照らし合わせて、より具体的にみていきたいと思います。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年07月03日

人類の脳の進化は何故起きたか 2

画像はこちらからお借りしました。

 

原人あたりで飛躍的に脳が大きくなったのは何故なのか?

その時に獲得した「人類固有の知能」とは何なのか?

人類が、道具を発達させた「本能を超えた動機」とは何なのか?

 

これらの疑問を追求するためにも、まず脳とは何か?を少しだけおさらい。

 

脳というと脊索動物あたりから登場したとなりますが、もっと原始的な脳は皮膚にあります。皮膚は様々な情報をキャッチする外識機能を有していると同時に、その外圧に対しどう適応するかという判断機能も有しています。皮膚は第一の脳であり、その皮膚が内側に入った腸は第二の脳、頭にある脳は第三の脳とみるのが、進化史と整合します。この辺りの追求は、傳田光洋氏が熱心ですね。「サバイバルする皮膚」はナカナカ面白いです。

 

頭の脳が大きくなり始めたのは哺乳類からですが、ここにも皮膚の発達が密接に関連しています。初期哺乳類の現モグラから始まり、その後の陸上哺乳類やサル・類人猿に至るまで、母子密着や子ども同士のじゃれ合い、スキンシップ等を通じて、第一の脳である皮膚感覚の受信機能と快・不快の判断機能が発達していきます。この皮膚の判断と、視覚や聴覚等から受信した脳の判断との突き合わせにより、判断の組替え→再統合を脳が担うことになります。つまり、脳とは、最適な行動を導くために、探索し、認識を組み替えることが本質的な役割といえます。

 

で、先の疑問に戻ります。

人類は何故、脳が発達したのか。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年07月03日

人類の脳の進化は何故起きたか 1

 

画像はこちらからお借りしました

 

人類の脳は、謎が多いですよね。例えば、

何故左右で機能分化が生じているのか。

何故脳梁が太くなり、かつ女性の方が太いのか。

そもそも何で人類の脳はここまで大きくなったのか。

どれも未だにハッキリとした答えがない、追求テーマです。

 

前回の記事では、何故左右で機能分化が生じているのか、に繋がる仮説を記事にしました。

万物と一体化し波動(エネルギー)を感じ取れるようになったことが、左右の脳の機能分化を生み出したのではないかという仮説です。

詳しくは、万物との一体充足回路を基盤とした脳の発達①

 

今回は、脳の発達について考えてみたいと思います。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月26日

万物との一体充足回路を基盤とした脳の発達②

(画像はこちらからお借りしました)

 

万物・自然との一体化を左脳に置き、その上部に観念回路を形成し、本質を抽出することで脳容量を発達させてきた初期人類。

 

過去に本ブログで紹介した、脳卒中を経験し左脳に機能障害を起こしたテイラー博士についても、あらゆる対象と一体化し、一体充足で充たされた至福の境地へと向かっています。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月26日

万物との一体充足回路を基盤とした脳の発達①

(画像はこちらからお借りしました)

 

一体化した万物の存在を本能・共認回路でも対象化できるよう、本質を抽象化しようとして生まれた観念機能。この機能形成とともに、人類の脳構造はどのような変化を見せたのでしょうか。

 

人類の脳は、他の生物と比べて左右の脳の機能差が大きいことで知られています。では人類は、いつ・どんな外圧によって脳の機能を左右に分けたのか。このヒントが万物と一体化できるようになった状況にあると本ブログは考えています。

 

最近の記事でも触れたように、万物との一体化回路と本能・共認回路が機能矛盾を起こすと、身体を動かす判断ができない事態に陥ります。

 

その突破口として初期人類は本能・共認機能を右脳側にまとめ、左脳に万物との一体化回路を形成することで、本能・共認回路でも対象(外圧)を捉えられるように左脳側で本質を抽出(意識を統合)しようとしたのではないでしょうか。

 

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月19日

観念機能はどうしてうまれたのか?②~万物を「超越対象」「畏敬の対象」として措定した

観念機能はどうしてうまれたのか?①~不整合を再度統合するための続きです。

 

「一体充足の回路で万物と一体化すると、本能・共認回路で捉えたものとの不整合だらけ」という意識の分断状態に陥り、そこから再統合するためにどうしたのか?

 

再統合のために、自分の目の前にある対象や現象と、一体回路が掴んだものの背後に、「何か」を措定したのではないでしょうか。

そして、こうやって措定したものが、観念の原型なのではないでしょうか。

 

すでに言葉を獲得している現代人でも、「何かを措定した」という感覚を感じられるものが残っています。

 

それが、日本古代より信仰されてきたアニミズム(精霊信仰)で、精霊信仰とは、自然など万物を「超越対象」「畏敬の対象」として措定することです。

例えば、日本人には「八百万神(やおよろずのかみ)」という感覚が根強くありますが、木や石など自然のあらゆるものに神が宿っているとして、古くから信仰の対象にしてきました。

 

観念機能は、不整合を追求するために生まれた。それも、みんなで考えるために生まれた。そう考えると、捉えたものを表現して共有するための精度や、追求を共有して塗り重ねていくスピードを実現するために、現在のような言語としてどんどん進化していったと想像することもできます。

 

続いて、観念機能の誕生と人類の脳回路や脳容量の関連性や変化などを追求していきたいと思います。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月18日

観念機能はどうしてうまれたのか?①~不整合を再度統合するため

ことばはどうして生まれたのでしょうか?

言語の起源については、1866年にパリ言語学協会が議論を禁止したことがあるほど、多くの学者が夢中になる未知の世界ですが、未だに解明は進んでいません。

 

本ブログでは

全面受容→一体化回路を磨き続けたメス〔同類編〕

全面受容→一体化回路を磨き続けたメス〔万物編〕

同期回路により、闘争存在として対象把握に向かったオス①

同期回路により、闘争存在として対象把握に向かったオス②

と、人類は、全面受容や同期による一体化回路によって、自然(万物)との一体化を可能にしてきたと追求してきましたが、これらの追求を土台にすると、ことば≒観念機能の誕生も紐解くことができそうです。

 

さて、一体充足の回路で、万物と一体化すると、どうなるでしょうか?

一体化した自然や世界は一体回路からするとプラスの存在ですが、

本能回路や共認回路からすると、現実は適応できないことばかりなので、プラス、または、マイナスの存在であるという、不整合にみちた存在になります。

さらには、本能回路はもとより、同類を対象にして形成された共認回路では、万物を捉えることはできず、ここでも混乱が生じます

 

例えば、一体回路から見ると、自然は圧倒的な力を持つ、自分たちを超えた存在(プラスの存在)。

一方で、本能・共認回路から見ると、自然は自分たちにとって恵みを与えてくれるものでもありますが(プラスの存在)、畏れをもたらすものでもありますよね(マイナスの存在)。

 

 

このような意識の分断状態をどうするのか?

一体化すると混乱して、判断することも、動くこともできなくなる状態をどう突破するのか?

 

つまりは、プラスやマイナス、捉えた世界と現実など、様々な不整合を再度統合するために、また、自らの意識を統合するために、既存の本能回路や共認回路に代わる新たな回路を生み出す必要が生じることになります。

 

その、新たな回路とはどのような回路なのか?

次の記事でさらに追求したいと思います。

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月11日

同期回路により、闘争存在として対象把握に向かったオス②

画像はコチラからお借りしました。

 

全面受容→対象との一体化回路と、本能との矛盾に直面したオスたち。

彼らがどのようにして矛盾(意識の混濁)を突破していったのか、追求を深めていきましょう。

 

まず男性の対象との一体化の仕方について、メス同様にシャーマンの事例から見ていきたいと思います。

前々回の記事から、「脱魂型」(トランス状態の中で魂が身体を抜け出て、神霊界や自然界の精霊と出会いメッセージを受け取るタイプ。憑依型の「来る」イメージと違い、対象世界に「行く」イメージ)のシャーマンの多くが男性という特徴がありましたね。

 

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List 

2022年06月11日

同期回路により、闘争存在として対象把握に向かったオス①

全面受容回路を磨き、同類、そして万物との一体化を促進した初期人類のメスたち。

性充足(オーガズム)による一体化憑依型のシャーマンの事例などから、対象のあるがままを受け入れる、安定存在としてのメスの姿がイメージできたかと思います。

 

対してオスは、どのようにして一体化回路を高めていったのでしょうか前々回の記事で「同期回路」により突破した可能性について触れましたが、今回はそこに焦点を当てて掘り下げてみたいと思います。

 

にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List