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2008年04月22日

寝殿造りは、平安前・中期の母系制を考慮した平面だった。

ある本にあった記述に「寝殿造り」のプランニングについて、その意味を解いたものがあった。
それに興味が沸いたので、自らもその意味について調べてみた。
bunka06_5.jpg
(六条院復元模型)
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2008年04月21日

一夜官女祭り(悲話の伝説)・・・別の解釈

大阪の西端、西淀川区に鎮座する野里住吉神社において、毎年二月二十日に一夜官女の祭りを行っています。
この御祭は、若い娘が人身御供として神に奉げられる悲しい伝説に基づいていると言われています。
その内容とは、
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2008年04月19日

霊長類学の家族の起源1 霊長類の進化史

19350197.jpg初期人類から家族あり?に続いて、霊長類学者から提起されている“初期人類は非母系的な社会で、はじめから父系的な家族を成立させていた”との説を紹介します。
人類だけがもつ“家族”の起源という命題は、文化人類学や社会人類学において19世紀後半から20世紀中葉にかけて社会進化論として盛んに議論されたが、強い批判の眼が向けられるようになり挫折しました。
一方、日本の霊長類学者たちもここ数十年、家族の起源をホミニゼーション(ヒト化)研究の中心テーマにすえてきた。今西錦司、伊谷純一郎、河合雅雄、加納隆至等の各氏の論考を引き継いで、山際寿一氏が提起されている人類進化ストーリーを紹介します。山際寿一著『家族の起源 父性の登場』(1994年)より。
一度では紹介しきれないので、まずは霊長類(現在180種あまりが生存する)の進化史から見てみましょう。
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2008年04月10日

近親婚は昭和20年代でも、タブーではなかった

b0074098_713577.jpg
昭和23年、「村の女たち」の著者:瀬川清子が、宮城県大沢村(今の仙台市青葉区:市の中心からそれほど遠くない)を訪れた時の様子が、この本の中に記されている。
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2008年04月08日

南インド ドラヴィド人:ナーヤルの母系社会~南インドの巨石文化

『インド南西部ドラヴィド人:ナーヤルの母系社会~ドラヴィド人とは?』から時間がたってしまいましたが続きをお送りします。いよいよドラヴィド人:ナーヤルの母系社会の紹介・・・に行く前に、ちょっと寄り道して、南インドの先史時代を見てみます。
南インドの歴史はまだ不明な点が多いのですが、文献などの歴史資料以前の南インドを知るための手がかりとなるのが<巨石文化>です。今回も「ナーヤルの母系社会」自体は登場しませんが、ドラヴィダ人の置かれた外圧状況を見ていきたいと思います。
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2008年04月07日

東洋と西洋 ~近世農村:「水」をめぐる共同体社会~

     ai3.jpg
知多半島を流れる水路(「水資源機構」よりお借りしました)
東洋と西洋。今回は前回に引き続き、日本の近世農村に迫ってみます。
>稲作には、水が必要です。水は当然ですが、高いところから低いところに流れるわけで、村全体の水田に水をいきわたらせるためには、村人全員の調整が必要になります。ここに、稲作の「水」をめぐる自治が生き続けることになります。<(前回、東洋と西洋 ~日本:惣村の崩壊から近世農村へ~より)
中世「惣村」から近世農村へ、日本農村の共同体的性質は「水」をめぐる自治を通じて生き続けていったようです。
どうやら「水」がキーワードのようですね。
では、近世農村における「水」をめぐる自治とは?
「水」、とりわけ国内延べ40万km(地球10周分)にも及ぶという「水路」が農村社会の形成にどのように関わってきたのか?
探っていきたいと思います。
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2008年04月05日

名前から見える父系社会

『母系・父系の有様と双系の謎』によると日本は父系制ではなく、双系のようですが、父系制には姓名にも特色があります。
今日は文化人類学的区分による父系社会における名前の付け方の一例を紹介したいと思います。
日本とは明らかに違う事が解ります。
<イスラム教で一夫多妻のアラブ編> pro_05.jpg
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2008年04月03日

初期人類から家族あり?

>さらに彼らの一派や少なくない人類学者たちは、狩猟系の未開部族(広域にわたって遠征狩猟を行う)の事例等により、人類はそもそも原始時代より家族を単位に生活していたと考えているようである。(婚姻史をめぐる課題より)
この説を紹介しましょう。『世界の歴史1人類の誕生(河出文庫)』人類社会の黎明より
まず、霊長類の進化の過程で重要と考えられる行動や社会的特性について、ニホンザル~現代の未開狩猟採取民の5者の間の比較を示します。
〔記号〕×保有していない ○保有している △萌芽的に保有している
◎各段階において特に重要
ニホン ゴリラ チンパ 最初の 未開狩猟
ザル       ンジー 人類  採取民
澱粉食                 △   ×   ○    ○    ○
昆虫食                 ○   ×   ○    ○    ○
肉食                   △   ×   ○    ○    ○  
オープンランドへの進出と適応   ×   ×   ◎    ○    ○
狩猟行動                ×   ×   △    ○    ○
採食に関係した道具使用      ×   ×   ○    ○    ○
武器に関係した道具使用      ×   ×   △    ○    ○
道具の製作              ×   ×   △    ○    ○
物乞い行動              ×   ×   ○    ○    ○
分配行動                ×   ×   △    ○    ○
有節言語                ×   ×   ×    ×    ○
火の使用                ×   ×   ×    ×    ○
直立二足歩行             ×   ×   ×        ○
経済的分業              ×   ×   ×    ○    ○
バンド                  ×   ×   ◎    ○    ○
家族                   ×   ×   ×        ○
地域社会                ×   △   ○    ○    ○
部族                   ×   ×   ×    ×    ○

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2008年04月01日

婚姻のならし運転!?「ケイコニヤル・カセイニヤル婚姻【長崎県対馬市】」

長崎県対馬市では、嫁入り前の「ならし運転」とも言える様な婚姻様式があったようです。(昭和25年ころのフィールドワークでの報告)
ケイコニヤル婚姻
カセイニヤル婚姻です。
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対馬
近代(明治時代)以降、日本でも「結婚」というのが法制化されていきました。
もともと一般庶民は母系制ベースの婚姻形態であり、強制的に父系制に換えていくという事は、なかなか受け入れられるものではなかった・・・。
また、農村や地方ではそれが顕著で、つい最近まで独自な制度・慣習が残っていた事が、色々な書物で紹介されています。
改めてそれらの事象をみると当時の過渡期であることを意味し、母系という安心基盤から抜け、不安な空間でどう馴染んでいくか?(強制圧力をどうするか?)という試行錯誤の現れだったのでは無いでしょうか。
※そうであろう慣習の事例は、このブログでも紹介されてます。
「明治時代、日本の庶民である娘・若者達はデートをして相手を決めていた。」
「寝屋子制度(若者宿)」が残る答志島[三重県]
今日はその「ケイコニヤル・カセイニヤル婚姻」を紹介している「婚姻覚え書き」瀬川清子薯(昭和三十二年)から一部引用したいと思います。
続きを見る前に、こちらもヨロシク!

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2008年03月25日

京都の農村で村落共同体が、崩壊した時代。

土地の『共同所有』とその構成員の『共同労働』に基づく」村落共同体が、明治以降に急激に崩壊してきた過程を多くの貴重な写真も含めて紹介しているサイトがありました。ご紹介します。
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