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2011年03月31日

西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(3)

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前回の記事で、ローマ帝国崩壊後の空白の200年間にローマの高度な文化は継承されず、ゲルマン人によってすべてリセットされ、野蛮で文化レベルの低い状態になった事が解りました。
ここが西欧文化の原点なのは明らかですが、野蛮な出自を隠すように未だ古代ギリシャ・ローマが西欧文化の出自のように語られています。
では、「女性恐怖と快楽敵視の思想」はどのように形作られ、現代に伝えられていったのか、それは「二つのまったく異質な文化圏の衝突」とゲルマン部族の支配の仕方から生まれている可能性が高そうです。引き続き論文を引用したいと思います。
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2011年03月26日

マンモスハンターは事実ではない!

シベリアの厳寒に挑んだモンゴロイド(マリタ人)』では、NHKの『日本人はるかなる旅展』や『モンゴロイドの地球 4 極北の旅(人東京大学出版会)』を元に、2万3000年前の北方適応を試みた人類をマンモスハンターとして紹介しましたが、このマンモスハンターは事実なのか マンモスハンターは適正な表現なのか 、マリタ遺跡から見つかった動物の個体数では、圧倒的にトナカイが多く、実体はマンモスハンターではなく、トナカイハンターなのではないだろうか
この事象に対して、様々な視点からから分析している記事があったので紹介しながら、マンモスハンターという認識に対する正否を考えてみたいと思います。
■るいネットに掲載されているマンモスハンター関係記事
「マンモスハンター」という嘘 【その1】
「マンモスハンター」という嘘 【その2】
「マンモスハンター」という嘘 【その3】
氷河期末のできごと① 氷河期ってどんな世界だったのだろう?
氷河期末のできごと② ヒトがシベリアに進出できた背景
氷河期末のできごと③ 温暖化によって大型動物が絶滅した理由
氷河期末のできごと④ ヒトはなぜ土器を作ったのか
何故、酷寒のシベリアへと人類は進出していったのか?
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2011年03月23日

印欧語とその歴史 ~印欧語はセム語から作られている~

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印欧語の特徴として、セム語との類似性がある。
以下、リンクより。

セム語派(セムごは)は、アフロ・アジア語族の一語派で、印欧語族、ウラル・アルタイ語族と並ぶ世界の3大語族とされていた。
文法性の存在(名詞の性変化)、形容詞の変化、子音のみの単語に母音を差し込んで造語する等、印欧語族との親族関係が指摘されているが、立証はされていない。

印欧語族が、欧州~東アジアへ拡大していく以前、コーカサスを中心としてセム語族は、どのような力を持っていたのか?今日は、言語の中でも「文字」に着目して、その発展をもとに追求していきます。
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2011年03月22日

西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(2)

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前回の記事(西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(1))で現代西欧の「女性恐怖と快楽敵視の思想」とローマ時代の「快楽重視の思想」との大きな違いがあり、普通に考えても西欧文化の出自が古代ギリシャ・ローマにあるとするには無理がある事が解りました。
そして「女性恐怖と快楽敵視の思想」がキリスト教の影響ではなく、元々あった価値観がキリスト教の教義を変えさせた可能性についても紹介しました。
では、現代西欧の文化・価値観はどこで作られたのでしょうか。今回はローマ帝国崩壊後の空白の200年間に焦点を当てて、検証していきたいと思います。  



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2011年03月19日

カシ族の母系(母権)社会

>牧畜集団で財が登場していることは既に述べたが、財は母集団の女ボスが管理している。これは単なる母系ではなく、財の管理→集団の実権は女ボスが握っているということであり、母権社会と呼ぶのが適切である。
また、女の分配も女ボスが差配している。(3/13なんでや劇場(2) 遊牧によって何が変わったのか?より)
この財の登場は農耕社会でも同様であり、アジア農耕社会の母権制の実情を、インド東北部のアッサム地方にあるメガラヤ州のカシ族に見てみよう。(森田勇造著『アジア稲作文化紀行』より。)
*****************************************
メガラヤ州は山岳丘陵地帯であり(標高1000メートル以上)、東側にカシ族、西側にガロ族が住んでいる。カシ族は、中国の雲南や安南(ベトナム)地方から山の尾根伝いにやってきた古代越系民族で、西のガロ族は、北のヒマラヤ南麓からやってきた人びとの末裔だとされているが、両方とも母系(母権)社会である。
写真はメガラヤ州の位置と、カシ族の女性。森田勇造著『アジア稲作文化紀行』より。
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2011年03月17日

西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(1)

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前回はキリスト教が生み出した性否定観念洗脳の話を掲載しましたが(キリスト教の性否定観念 ~『キリスト教とセックス戦争』より~)、キリスト教の影響があるとはいえ、古代ギリシャの肉体美の賞賛とローマの快楽重視の価値観からの転換には無理があり、断層があると思われます。
よって、今回は、西欧が「性否定→性を罪悪ととらえる文化となったのか」というテーマで再度3回に亘って掲載していきたいと思います。
西欧人は西欧文化の出自を古代ギリシア・ローマに求める傾向があります。それは、文化だけでなく、政治・経済・科学・哲学の分野で高度な文明を築いたからです。
「古代から先進国であったとしたい」のだと思いますが、古代ギリシャ・ローマとその後の文化では大きな断絶があります。
第1回目はそのあたりから入っていきたいと思います。
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2011年03月16日

印欧語とその歴史 ~印欧語の特色③~

前回の、子音言語の言語形成・分岐の歴史(仮説)に続き、今日は三大古典印欧語(ギリシア語・ラテン語・サンスクリット語)から、印欧語族の移動・変遷を扱っていきます。
サンスクリット語(デーヴァナーガリー)
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2011年03月15日

日本人の起源を探る 4~縄文時代以前から複数のルートで移住してきた?

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1 ~シベリアからの狩猟部族(替え刃式砕石細石器)
2~2万年前に南からも移住していた 
3~スンダランド海洋航海民の誕生 
こんにちは。
これまで日本人の起源について、北方起源、南方起源の両面からの内容でお伝えしていますが、
今回のテーマは“縄文時代以前から複数のルート移住してきた?”です。
あれれ、、、複数ルート??
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2011年03月12日

印欧語とその歴史 ~印欧語の特色②~

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前回は、
◆格を持つ
◆性を持つ
◆子音言語である
という特色が挙げられましたが、主に「子音言語である」という点について、言語形成・分岐の歴史(仮説)、他言語との比較を通じて特色をより鮮明にしたいと思います。

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2011年03月11日

日本人の起源を探る 3~スンダランド海洋航海民の誕生

南方ルートについて、さらに突っ込んで追究してみます。
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画像はこちらからお借りしました。
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