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2011年05月28日

日本人の起源を探る10 ~学問という壁~

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こんばんは。
『日本人の起源を探る』シリーズも今日で10回目です。これまで以下のようなアプローチで記事を発表してきました。
1)考古学的なアプローチ
日本人の起源を探る 1 ~シベリアからの狩猟部族(替え刃式砕石細石器)
日本人の起源を探る 2 ~2万年前に南からも移住していた
日本人の起源を探る 3~スンダランド海洋航海民の誕生
日本人の起源を探る 4~縄文時代以前から複数のルートで移住してきた?
2)遺伝学的なアプローチ
日本人の起源を探る 5 ~遺伝子学から見た人類拡散の多様性~崎谷氏の著書より~ 
日本人の起源を探る 6 ~日本列島ではなぜ多様な人種が存続したのか 
日本人の起源を探る 7~日本人は、どこから来たのか? 
3)言語学的なアプローチ
日本人の起源を探る 8~日本語の起源研究の状況
日本人の起源を探る 9~南方か北方かを言葉からみる
「日本人の起源を探る」というテーマを調べていくと、色々な(学者の)方々が色々なアプローチの仕方で追求しているのだと知りました。○○学というのがたくさんあって、本当に多くの研究が行われているのだとわかります。
そんな日本人の起源に迫ろうとしている学問のうち、今回のシリーズで調べた「考古学」「遺伝学」「言語学」の概要をウィキペディアから示すと・・・・
《考古学》
考古学(こうこがく)は人類が残した痕跡(例えば、遺物、遺構など)の研究を通し、人類の活動とその変化を研究する学問である。
《遺伝学》
遺伝学(いでんがく)は生物の遺伝現象を研究する生物学の一分野である。遺伝とは世代を超えて形質が伝わっていくことである。
《言語学》
言語学(げんごがく)は、人類が使用する言語の本質や構造を科学的に記述する学問である。
各々の学問で追及されている内容は、長年の研究が伴っているものですから、一朝一夕に理解できるものではありません。私などの素人はほんの入口をかじった程度です。
しかし、なんとももったいないと感じるのは、各々の学問が専門的(≒独立的)に研究して成果を発表しているところです。上記の3つの学問だけでも横断的に認識することが出来れば「日本人の起源」に大いに迫れると思うのですが、そうはなっていない。
学問同士の相互乗り入れみたいなことをすると、自らの主張(ストーリー)と異なる主張を認めなければならないからでしょうか。意地悪く勘ぐるなら、各分野の専門用語が「難解」なのは、異種の学問に対してアイデンティティを確立する「壁」としての意味合いがあるのではないか。そんなことを考えてしまいます。
ということで、今日は、そんな専門的な学問同士が融合したら、もっと有効な研究になるぞ!という素人の提言をしたいと思います。
本題に入る前にいつものやつをお願いします。

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2011年05月24日

シリーズ「モンゴロイドの歴史」5~新しい北方適応モンゴロイド=新モンゴロイドの登場~

このシリーズでは我らモンゴロイドの歴史を紐解き、人類史におけるモンゴロイドの可能性の道を追っています。
これまでのシリーズの紹介は次のとおりです。
1.人類史を追求する意義と視点
2.人類の出アフリカとモンゴロイドの誕生
3.原モンゴロイドの北上
4.南方モンゴロイドの拡散
これまでのシリーズでは、500万年前にアフリカ大陸で誕生した人類が、気候変動に伴う環境変化でアフリカ大陸から三大グループに分散してアフリカ大陸から出て、東へ進路をとった原モンゴロイドがユーラシア大陸を北上していく流れと、その後ユーラシア大陸の南東部(スンダランド)に定住した南方モンゴロイドの1.4万年前~6千年前の温暖期における拡散を紹介してきました。

<スンダランド>

今回のエントリーでは、スンダランドから拡散した6つの南方モンゴロイドのグループの中から、
<北方へ移動して適応したモンゴロイド=新モンゴロイド>を紹介したいと思います。

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2011年05月18日

日本人の起源を探る9~南方か北方かを言葉からみる

みなさん、こんばんは。
「日本人の起源を探る」シリーズも9回目となりました。
日本人の起源を“日本語の形成”から探る2回目です。
前回は、日本語と類似性をもつ各言語が紹介されました。
今回は、日本語の起源は南方なのか北方なのかを探るため、
まずは現在の学説がどうなっているのか具体的に見ていきます。
続きの前に応援ヨロシクです!

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2011年05月17日

『中華の性文化変遷』 ~中国の性文化は抑圧的だったのか?~

日本の性文化は、稲作の村落による共同体文化を色濃く残してきたために、昭和初期まで集団で性を共有するような、開放的で性をプラス視する性文化でした。
これに比べると、中国は儒教などの「七年男女、不同席」や「男尊女卑」などの厳しい性規制文化が有ります。しかし一方では、「房中術」「金瓶梅」など開放的な性文化も見られ、二面性を持っているようです。
現代の中国女性は性的にはシャイな感じがするのですが、最近の変化は著しく先端女性ファッションを見ると、その開放性は日本を追い抜いている?ほどの急変しているようです。
このように二面性のある中国の性文化は、現代までどのような変遷によって成立してきたのか?・・・・・調べると、 ありました
「改革開放以降の中国人の性意識の変容及び形成要因についての考察」
2004年 王輝 (Hui Wang)著のレポート
です。
m164: レポートによると中国の性の歴史変化を5区分しています。
最初は性に開放的な中国でしたが、歴史上に二回、厳しく性を規制している時代があったようです。
★宋の時代に儒教〔理学〕により性を規制した。
★毛沢東の時代に、性はブルジョア的な堕落文化として強く規制する。
現代は、経済開放と同時に性開放に移行中?
このレポートの中国性文化の時代編成を下敷きにして、「中華の性文化変遷」として、時代ごとにシリーズ(①~⑤)として扱って生きたいと思います。
御期待ください。
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2011年05月16日

シリーズ「モンゴロイドの歴史」4~南方モンゴロイドの拡散~

震災や原発問題を経験した我々は、新たに人類の進むべき可能性の道を再考しなければならない時に直面しています。進むべき道(答え)を見つけるためには人類が今までどのような逆境に対して、どういった可能性の道を歩んできたのか!歴史事実をしっかり押さえる必要があります。
このシリーズでは我らモンゴロイドの歴史を紐解き、人類史におけるモンゴロイドの可能性の道を追っています。
1.人類史を追求する意義と視点
2.人類の出アフリカとモンゴロイドの誕生
3.原モンゴロイドの北上
500万年前にアフリカ大陸で誕生した人類が、気候変動に伴う環境変化でアフリカ大陸から三大グループに分散してアフリカ大陸から出て、東へ進路をとった原モンゴロイドがユーラシア大陸を北上していく流れを追っていきました。
今日は、東南アジアに定住した南方モンゴロイドの、1.4万年前~6千年前の温暖期における<南方モンゴロイドの拡散>を紹介したいと思います。
続きに行く前に応援の方、よろしくお願いします。

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2011年05月12日

ゲルマン人と古代ローマ人の性に対する意識の違いとは?

「ゲルマン人の結婚」について、
【阿部謹也:西洋中世の男と女 聖性の呪縛の下で、筑摩書房】
の一部を紹介します。
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ゲルマン人とはどういう民族か?
一般的に知られているのはDC375年がピークとなる「ゲルマン民族の大移動」です。
北方から移動してきたゲルマン人ですが、東方からのフン族による玉突き、あるいは人口増大が原因で移動が始まったと考えられています。
ゲルマン人は農耕牧畜を部族単位で営んできており、禁欲的な価値観を持ち、集団意識が高い集団です。→参考資料
<世界の各部族の婚姻形態 メモ>古代ゲルマン族
次々と押し寄せて来るゲルマン民族は、ローマ人にとって「略奪集団化」した驚異な存在でした。その流れは避け様も無く、西ローマを中心に混血化が進んでいきますが、そもそも享楽的なローマ人と厳格なゲルマン人とは相容れない様に思われます。
この過程は追って整理するとして、まずは、その禁欲的な価値観を持つゲルマン人の文化『婚姻形態』について調べたので紹介したいと思います。
いつも応援ありがとうございます!


最近のバックナンバーです。
中世・暗黒時代の悪魔とキリスト教
西洋中世社会の実像:中世は身構えた時代
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(3)
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(2)
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜか?(1)
キリスト教の性否定観念 ~『キリスト教とセックス戦争』より~

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2011年05月11日

シリーズ「モンゴロイドの歴史」3~原モンゴロイドの北上~

前回、500万年前にアフリカ大陸で誕生した人類は、気候変動に伴う環境変化でアフリカ大陸からC系統及びD・E系統そしてF~R系統の三大グループが分散して移動した事が判りました。その内C系統の人類は、約5万年前温暖湿潤で食料的にも豊かなインダス川流域迄到達していた事も判りました。
今回は、インダス川流域に居た原モンゴロイドの人類が、4.6万年前頃の寒冷化により再び移動し中央アジアを経由して日本やシベリヤからアメリカ大陸に移動拡散して行く1.35万年前間での原モンゴロイドの北上について考えます。
いつものように応援をよろしくお願いします。

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2011年05月09日

日本人の起源を探る 8~日本語の起源研究の状況

ここまで、日本人の起源について、年代を追ってみてきました。
今回からは、彼らが用いてきた言語が、どのようにして日本語として形成されてきたのかを追究してゆきます。
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画像はこちらからお借りしました。

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2011年05月03日

シリーズ「モンゴロイドの歴史」2~人類の出アフリカとモンゴロイドの誕生~

こんにちは。シリーズ「モンゴロイドの歴史」の第2回です。
前回の第1回では、まず「今、人類史を追求する意義と視点」として、『震災や原発など、不安が先行している今だからこそ、人類に進むべき道、可能性を発掘するために、人類がいままでどのような道を歩んできたのかの歴史事実をしっかり押さえる』という目標を固定しました。
第2回からは、いよいよ、私たちの祖先であるモンゴロイドが、「どのような外圧状況で、どのように可能性収束したのか」を追求していきます。
<人類の拡散ルート>画像はコチラから

今回は、人類の出アフリカ~モンゴロイドの誕生までの人類の足跡をたどります。
いつものように応援をよろしくお願いします!

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2011年04月27日

明代から清代にかけて生まれた「色情小説」:『金瓶梅』『肉蒲団』

『中国人は性をどのようにとらえたのか』?。
中国の性に対する考え方について、シリーズでお届けしています。
前回は『纏足』を見てきました。
今回は4大奇書の一つ 『金瓶梅』(きんぺいばい)と、同時代の色情小説である 『肉布団』(にくぶとん)を見ていこうと思います。
中国文学から「性」に対する意識はどう読みとれるか?
明代は儒学が発展し、風紀の締め付けも強くなった様です。また、出版物に対する監視圧力も厳しかったと思われますが、明代半ばから清初にかけて多数の「色情小説」が生まれているのは何故でしょうか?
書物の概要はこちらでどうぞ
『金瓶梅』(きんぺいばい)とは?明代の長編小説で、4大奇書の一つで、著者は笑笑生(生没年など不詳)。研究によると、万暦年間(1573年~1620年)清代に成立したといわれている。(ウィキペディアより
『肉布団』(にくぶとん)とは?中国、清代の小説。好色文学のひとつ。別名、覚後禅。李漁の作であろうとされる。(ウィキペディアより
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