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2012年08月18日

【世界の宗教から見える男女の性】-2.キリスト教①~キリスト教の成立はイエスの誕生から全てが欺瞞~

前回は民族という集団の枠を超えたユダヤ教を扱いましたが、今回はそのユダヤ教からやがてローマ国家の国教となるキリスト教の成立を追求します

画像はコチラからお借りしました。
■キリスト教の布教率
世界におけるキリスト教徒(キリスト教信者)の数は、2002年の集計で約20.4億人(うち、カトリック約10.8億人、プロテスタント諸派計約3.5億人、正教会約2.2億人、その他教派約3.9億人)であり、イスラム教徒11億人、ヒンドゥー教徒10.5億人を超えて、世界で最大の信者を擁する宗教である。なお、ここでいうキリスト教信者とは、洗礼を受ける等公式に信者と認められた者の意で、必ずしも積極的に信者として活動しているものを意味しない。
今回はこの世界最大宗教であるキリスト教の成立を追求していきます!
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2012年08月17日

人は集団の中で育つ

みなさん、お盆ということで、親族集まって大人数で過ごされるかたも多いのではないでしょうか?
子どもたちは、たくさんの大人や子どもたちに囲まれて遊び、大人もそれを見て自然と笑みがこぼれてしまうことだと思います。
都市化・核家族化が進み、今では田舎へ帰ったときくらいしか見られない光景となりましたが、実はこのような光景は村落共同体が残っていた時代では当たり前のことでした。
今回は、そんな日本でもつい最近まで見られた「集団の中での子育て」に焦点を当てたいと思います。
まずは、白川郷の事例から見てみましょう。
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画像はこちらからお借りしました→リンク

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2012年08月16日

充足を分かち合う場と仲間が、性を再生していく


「日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ」では、「人類にとってセックスとは単に子孫を残すためのものだけではなく、心の充足や安心感を得るためのもの」だったことを見てきました。
ex) 日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 (1)「目交い~見つめあう充足の性」
ところで、るいネットに気になる記事を見つけました。
現代では性行為には既に<充足>という現象、概念がなくなってしまっており、そのことが、多くの問題の根底に潜んでいる」というのです。

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2012年08月14日

シリーズ【共同体の原点(集団)を追求する】10 ~匂い、フェロモン~嗅覚機能と母子関係

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画像は、ここ からお借りしました。
オスとメスが結び付き種を存続させる為のフェロモンや、仲間(同類)を認識したり、縄張りを誇示するマーキングといった、集団の成り立ちにおいて重要な意味をなす“匂い”について探求してみたいと思います。
その前に
前回、前々回にお届けした シリーズ【共同体の原点(集団)を追求する】
8 ~始原哺乳類の獲得機能~
9 ~母子関係と弱オス集団~ 
を併せてみていただくとより理解が深まります。
始原哺乳類が獲得した数々の機能

■体温調整機能/体毛獲得/土中生活 ■授乳機能 ■嗅覚・聴覚・視覚 ■胎生獲得

と、
草食・肉食動物の集団の特徴である

 草食・肉食共通して、集団は母子関係=母系で貫かれています。よって、オスはある程度成長すると、母子関係を中心とした家族的集団を出て、その外側で暮らすようになります。必ず、集団=種を存続させるための「生殖集団=母子関係=母系」が常に中心にあります。

母子関係は、密接に関連し、また、人類にも貫かれています。
そして、“匂い”を探求していく中で、人類への“脳進化”と密接に関連していることが解ってきました。
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2012年08月13日

【世界の宗教から見える男女の性】-1.ユダヤ教

 前回までの【神話の世界から見える男女の性】シリーズでは、世界の各地域に伝承される神話を読み解きながら、その中の男女関係について追求してきました。血族集団から部族連合へと集団単位が拡大していく中で父系制による集団統合が強化されていきますが、多くの神話の中には女神・地母神信仰という母性制の名残も多く見られました。
今回からは【世界の宗教から見える男女の性】と題して、現代の婚姻様式を語る際には避けて通れない『宗教』について調べていきます。
第1回目は、キリスト教、イスラム教の元となったユダヤ教から始めます。

(ユダヤ教正統派と呼ばれる人々。嘆きの壁にて 画像はコチラよりお借りしました。)

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2012年08月11日

【世界の宗教から見える男女の性】(プロローグ)~世界の古代宗教の基本構造

前回までの「世界の神話から見える男女の性」に続き、今回からは「世界の宗教」と男女の性関係を追及していきます。
神話の形成とは、、部族間闘争→連合国家の形成と、それによる母権制から父権制への転換に伴って各部族に伝わる伝承が再統合されてきたことが分かりました。
男女の性関係もそれに伴い、兄弟婚→略奪婚へと変化してきました。
それ以降は、連合国家の出現により力の序列統合の社会となり、その後世界各地で古代宗教が登場しますが、それらの特徴を地域ごとに外圧状況とともに押さえた上で、宗教と男女の性関係を追求していきたいと思います。
中でも古代宗教の代表格ともいえる、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教について、それぞれの特徴と、成立時期、その時代背景をおさえてみたいと思います。

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2012年08月07日

【世界の神話から見える男女の性】-9 ~神話が語る部族統合国家の形成過程と父権制への転換過程

みなさん、こんにちは。
【世界の神話から見える男女の性】シリーズでは、これまで日本神話、ギリシャ神話、エジプト神話、メソポタミア神話、インド神話、中国神話、マヤ・インカ神話と言った、世界各地の神話を扱い、各地域に伝承される神話を読み解きながら、その中に見いだせる男女関係について追求してきました。
今回は、そのまとめとなります。
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2012年07月28日

日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2‐④「縄文の源流をタヒチにみる ~性は日常・性は充足~」

前回の記事では、縄文人のルーツを探り、縄文人の特性として南方系の影響が大きいことを明らかにしました。そして、漁労・採取といった生産様式を基に、自然をありのままに受入れ応合することが、縄文人(→日本人)の資質の土台になっていることが分かりました。今回は、引き続き縄文時代にスポットをあて、ブログのテーマである婚姻様式を探っていきたいと思います。
ここで・・・
今後の共同体のカタチや男女の在り様を探るため、みなさんに質問です☆
Q. 貴方は、性の話しを仲間や子供にオープンにできますか? 
例えば、子どもから「赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?」と質問されたら、多くの親はその返答に窮します。あるいは、親しい仲間でも性についてオープンにすることには抵抗があると思います。
しかし、戦前までの日本には夜這い婚の歴史(リンク)があり、日本人の性は元々皆に開かれたものでした。そして、この開かれた性は、遠く縄文時代まで遡ると考えられます。
そこで、縄文時代の婚姻様式(性の在り様)を探る上で、参考となる記事を紹介します。

るいネット『集落内墓地の埋葬形態から婚姻様式を考える』
田中良之氏(九州大学教授)の研究によると、縄文~5世紀後半までは、男女問わず同じ集落内でも近い血縁関係にある死者を近くに埋葬する傾向が強いようです。
縄文期は(母系・父系の特定はできない)兄・弟・姉・妹・従兄弟・従姉妹が同じ場所に埋葬されていることが多く、近親関係が無い(薄い)配偶者と思われる女性の人骨が、父系の墓地の近くに埋葬されるようになるのは古墳時代以降だということです。
こうして双系の兄妹を近くに葬る縄文の埋葬形態は、未開時代のタヒチなどポリネシア原住民に近いようにも思われます。

縄文の婚姻様式(=兄妹婚)とは、どのようなものだったのでしょうか?
そのイメージを持ってもらうために、白川竜彦著『未開人のエロス』をもとに、縄文と近いとされる未開時代のタヒチやポリネシアの事例をみてみます☆
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タヒチの夕暮れ (画像引用元)
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2012年07月26日

シリーズ【共同体の原点(集団)を追求する】9 ~母子関係と弱オス集団~

前回は、哺乳類に繋がる~始原哺乳類の獲得機能~を扱いました。
胎生を獲得したと言われている エオマイア 以降、白亜紀末の大絶滅 を経て、新生代ではローラシア獣類,真山鼠獣類,アフリカ獣類と、哺乳類は多様多種の適応放散を遂げました。
今回は、現代も存続している草食哺乳類と肉食哺乳類を通して、いかに集団化していったかを分析していきたいと思います
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2012年07月12日

シリーズ【共同体の原点(集団)を追求する】8 ~始原哺乳類の獲得機能~

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画像の確認
みなさんこんにちは。【共同体社会の原点(集団)を追究する】シリーズの第8弾です。
哺乳類以前の追究の成果として前回は中間整理をしました。集団本能の形成過程を図解化してみました。
こちらを見てください。 
引き続き、進化過程における集団本能に着目していきますが、今回記事は進化系統樹上、人類に直結する哺乳類(単弓類~原モグラ) を扱います。(その他哺乳類は別に扱います。)原モグラを経て生き残った哺乳類が拡散した。
(※原モグラとは・・・哺乳類の原点という意味でエオマイアを指します。)
今回記事では単弓類~原モグラまで進化する過程で、獲得してきた機能とその背景(外圧状況)を仮説を交えながらお伝えします。それら獲得機能が集団を形成する上でどのように寄与したのか明らかにしていきます。
また、広く進化過程について話をする時、獲得機能に注目しがちですが、原モグラへの進化の過程では退化した機能がある事を忘れてはいけません。機能の獲得と退化の変遷がどのように集団に影響してきたのかみていきましょう
いつもありがとうございます。応援よろしくお願いします。

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