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2008年10月23日

DNAでたどる日本人の成り立ち4 縄文の漁撈文化

DNAでたどる日本人の成り立ち1で紹介しました、縄文文化の中心的な担い手であるD2系統は、現在日本にしか残っていませんが、当時は朝鮮半島にも存在していた(もともとは朝鮮半島を経て日本列島に渡ってきた)ことを、両者で共通する漁撈文化を通して見たいと思います。朝鮮半島の系統は【図解】を参照。崎谷満著『DNAでたどる日本人10万年の旅』より。
気候変動と大型哺乳動物の絶滅という危機から縄文時代が開かれた
共通する漁撈文化を見る前に、それまでの栄養源の弱体化という危機が、縄文時代を開いた経緯を見ておきます。
後期更新世の後半、もっとも寒冷化が進んだ約2万年前を境に次第に温暖化が進み、約1万年前の完新世になると現在に近い温暖な気候へと移っていった。それとともに多くの大型哺乳動物の生存に適していたマンモス・ステップ(以前の記事シベリアのマンモス・ステップシベリアの究極の狩猟具・細石刃を参照)が次第に縮小してきたため、動物相の貧弱化弱体化を招いてしまった。大型哺乳動物の絶滅の原因として、温暖化による環境変化と、ヒトの乱獲があげられるが、両者が重なった結果と考えられる。この大型哺乳動物の絶滅は、それを栄養源の中心としていた旧石器時代人にとって大きな危機をもたらした。
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2008年10月20日

日本の婚姻制度は、どのように変遷してきたのか?(江戸~明治~昭和~平成)Vol.6昭和後期(1970年~)

シリーズでお届けしている「日本の婚姻制度の変遷」の 「昭和後期(1970年~)」です。
「Vol.5昭和戦後(~1970年)」前回のでは、戦後、貧困脱出の可能性が開かれ時代での、婚姻制度を次のように見てきました。 概要は次のように成ります。
・国民全員の、私権獲得競争→所得倍増→市場拡大
・私権獲得競争の正当化理論が必要⇒個人を中心とする民主・自由・平等・平和の概念が普及。
・性闘争(私権闘争の源泉)の美化⇒恋愛至上主義。
・その結果、見合い結婚→恋愛結婚 に急変してきた。
明治からの結婚変遷は、大きく分けると次のように成ります。
■生活の為の結婚          │■私権獲得の為の結婚   │
集団課題子孫を残す課題  ⇒ │ 私益≒豊かさ獲得課題  │ ⇒その後はどの様
→集団が決める見合い婚     │ →個人が決める恋愛結婚 │  になったの?
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2008年10月14日

初期人類の婚姻様式のおさらい

 これまでブログの中で様々な婚姻形態について調べてきましたが、このあたりで今一度、初期人類がどのような婚姻形態を辿ってきたのかおさらいをいたいと思います。
人類が誕生した700万年前から、極限時代を生き残るために観念機能を獲得して集団統合力を高め、アフリカから拡散していくあたり(200万年前?)まで、「るいネット」にぴったりの投稿があったので紹介します。

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2008年10月11日

【図解】DNAでたどる日本人の成り立ち

本ブログではこれまで、崎谷満著『DNAでたどる日本人10万年の旅』を基に、「日本人の成り立ち」の投稿で、その成立過程がまとめられました。
改めてY染色体系統、流入時期、故地を整理すると下記のようになります。
C3  2万年~1.8万年前  シベリア・極東
D2  1.5万年~4000年前  華北
C1  1.2万年~1万年前  南方島嶼?
   1.2万年~1万年前  ウラル
O3   4000年~2400年前 黄河流域
O2b  2400年~1850年前 長江流域 
O3e  1850年~1280年前 黄河流域
☆彼らは、何故日本列島にやってきたのか!?
その謎を探るべく、東アジア全体の視点から年表風に図解化を試みてみました。
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2008年10月10日

課題の中間整理

昨日、大阪のブログ会員と今取り組んでいる課題整理を行いましたので、報告しておきます。大きくは二つの課題領域、一つは始原人類の婚姻制の問題、二つは日本人の起源です。
●始原人類の婚姻制について
もともと『婚姻史をめぐる課題』を受けて、“最初から人類は父系家族を生活の単位にしていた”との霊長類学説を検証しました。さらに遡って“哺乳類は母系集団”であることも確認しました()。
霊長類学説の最大の問題点は、初期人類にかかっていた外圧状況(豊かな環境)の想定にありそうとのことで、過酷な外圧状況を窺い知ることのできる食性および洞窟生活の解明に取り組みました。それが「初期人類は骨を食べていた」シリーズ(現在vol.1からvol.11まで投稿されています)と、「洞窟に隠れ住んでいた初期人類たち」シリーズです(まだ1回だけですが…)。
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2008年10月05日

ネアンデルタール人も骨を食べていた!?

「初期人類は骨を食べていた!」、「洞窟に隠れ住んでいた初期人類たち」と、興味深い投稿が続いていますね。
洞窟といえばネアンデルタール人。
今回は、ネアンデルタール人にまつわる研究状況を紹介したいと思います。
ネアンデルタール人 その絶滅の謎 より
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2008年10月04日

初期人類は骨を食べていた!vol.11(骨猟仮説紹介)

今日はvol.10<ボーン・ハンティング仮説>に対して、いつもこのシリーズを読んでいただいている大杉さんより質問を頂いたので、<ボーン・ハンティング仮説>について、私の愛読書『親指はなぜ太いのか』島泰三著より、少し詳しく紹介させていただこうと思います。
アウストラロピテクスの発掘される遺跡から見つかった動物の骨
残すほど満ち足りてたのか
残り方に食べていた痕跡のようなものがあったのか

さぁ、500万年前の人類を思い描く旅に出発したいと思います。
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2008年10月03日

「日本の婚姻制度は、どのように変遷してきたのか?(江戸~明治~大正~昭和~平成)Vol.5 昭和戦後(~1970年)編」

kiminonawa2.jpg 
シリーズでお届けしています「日本の婚姻制度の変遷」ですが、今回は「昭和戦後(~1970年)編」です。 

戦後から昭和初期は、戦争によって著しく落ち込んだ経済が、国内外ともに急速に上昇し、庶民の生活は苦しいながらも貧困脱出の可能性が一気に広がった時代である。
また、その可能性が広がると同時に、民主・自由・平等・福祉・平和などの概念や、恋愛至上主義が瞬く間に庶民の間に広がっていく時代でもある。 
文化面では、恋愛ものも盛んに作られるようになり、「障害のある恋物語 」の中で最も有名なのが『君の名は』(菊池一夫原作)である。 
昭和27年から29年(1952~54)にかけて、NHKラジオ第一で放送され一世を風靡、放送時間帯は、全国の銭湯の女湯がガラ空きになったという伝説まで生んだ。 
昭和29年から翌年にかけて3部作の映画(佐田啓二、岸恵子主演)となり、延べ3000万人を動員。
結ばれそうで結ばれないハラハラドキドキのメロドラマに女性たちは夢中になり、岸恵子のアラブ人のようなストールの巻き方は、「真知子巻き 」と言われて大流行し、映画のロケ地には観光客が押し寄せるという社会現象を生んだ。 
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2008年10月01日

「日本の婚姻制度は、どのように変遷してきたのか?(江戸~明治~大正~昭和~平成)Vol.4 昭和戦前編」

umeyo1.jpg(探検コム様からお借りしました♪)
シリーズでお届けしています「日本の婚姻制度の変遷」ですが、今回は「昭和戦前編」です
前回の大正編では、2度の戦争による勝利で、経済の自由化を背景にして工業技術が著しく発展し高度経済成長を促した時代でした。そんな中、戦争特需から得られた経済成長は格差社会をつくられ、私権追及し、恋愛幻想が高めたられた時代だったと事が分かります。その記事は をご覧下さい
知られざる人類婚姻史と共同体社会 「日本の婚姻制度は、どのように変遷してきたのか?(江戸~明治~大正~昭和~平成)Vol.3 大正編」
では、その後、昭和戦前で、婚姻とはどのようなものになったのか?戦争を迎えるという最大の外圧状況下でどうだったのかを調べて見ました
いつも応援ありがとうございます

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2008年09月27日

初期人類は骨を食べていた!vol.10(主食をめぐる様々な仮説紹介)

初期人類は骨を食べていた!vol.9(ヒトとサルの足の構造)で、次回、直立二足歩行の謎における様々な学説を紹介しますと言いましたが、その前にこれまでの初期人類の主食を巡る考え方の流れを少し紹介しておこうと思います。
初期人類の主食な解明は、sachiareさんによって展開されつつある<洞窟に隠れ住んでいた初期人類たち>シリーズでの生存環境を探る上でも、非常に重要な視点になると思われるので、<初期人類は骨を食べていた!>シリーズでも、これまで様々な学者が過去に、初期人類の主食に対して言及している視点、あらためて紹介しておこうと思います。
島泰三さんの「口と手連合仮説」は、「歯列の表面が平らで、臼歯のエナメル質が厚く、すり潰しシステムのある頑丈なあごと、しっかり握りしめる手をもつ直立二足歩行類人猿のニッチは何か?」という観点から、主食が「骨」であることをつきとめていますが、それ以前にも様々な学者が、初期人類の主食の解明にあたっています。

イラスト:『人はなぜ立ったのか?』島泰三著より
では、500万年前の人類に思いを馳せ、同化する旅に出発する前にぽちっとお願いします。

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